黒子のバスケのジャバウォックその後は?ナッシュらの現在と結末を追う
漫画『黒子のバスケ』の正統続編として描かれた『黒子のバスケ EXTRA GAME』、および劇場版アニメ『黒子のバスケ LAST GAME』。作中で圧倒的なフィジカルと卓越した技術を見せつけ、日本のストリートボール界を震撼させたアメリカの最強チーム「Jabberwock(ジャバウォック)」。彼らが激闘の末に見せた敗北と、その後の足跡については、今なおファンの間で熱い議論が交わされています。
エキシビションマッチで日本の選抜チーム「Strky」を「86対6」という屈辱的なスコアで一蹴し、傲岸不遜な態度で「猿」と罵倒した彼らは、キセキの世代と黒子テツヤ、火神大我によるドリームチーム「VORPAL SWORDS(ヴォーパルソーズ)」との死闘を経てどのような結末を迎えたのでしょうか。公式ファンブックの設定や原作者インタビューの証言、作中の伏線から、ナッシュ・ゴールド・Jr.やジェイソン・シルバーをはじめとするメンバーたちの「その後」とNBA入りの真相を徹底検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 試合の結末:ヴォーパルソーズが80対79の1点差で劇的逆転勝利。絶対的強者だったジャバウォックに初の土をつけた。
- ナッシュとシルバーの行方:公式本編終了後、明確なNBA入り描写はないものの、世界最高峰のドラフト候補として米球界に君臨している可能性が極めて高い。
- 精神的変容と改心:敗戦直後は呆然自失となるも、ナッシュの「正統派の超ハイレベルな技術」とプライドが真のプロフェッショナリズムへと昇華されたと考察される。
【激闘の結末】ヴォーパルソーズ戦の勝敗結果とジャバウォックが見せた限界
ジャバウォックとヴォーパルソーズの激突は、単なるストリートボールのエキシビションマッチを超えた、互いの誇りとバスケットボール哲学を懸けた全面戦争でした。序盤、ジェイソン・シルバーの常軌を逸した跳躍力・敏捷性・パワーという「神に選ばれた体」の前に、ヴォーパルソーズは圧倒的な劣勢を強いられます。
試合が動いたのは後半戦でした。紫原敦の覚醒と負傷退場、青峰大輝と黄瀬涼太のゾーン共闘、そして赤司征十郎が自身の「天の眼(エンペラーアイ)」を完全統合させたことで、ナッシュが誇る上位互換の能力「魔王の眼(ベリアルアイ)」を打破します。試合終了残り数秒、80対79の1点ビハインドから黒子テツヤのスティール、火神大我と青峰のダブルダンクによってブザービートが決まり、80対79でヴォーパルソーズが勝利を収めました。
無敗を誇り、対戦相手を精神的に蹂躙し続けてきたジャバウォックにとって、この敗北は単なる1敗ではなく、自らの「選民思想」が根本から打ち砕かれた決定的な瞬間となったのです。

【公式設定と後日談】ナッシュ・ゴールド・Jr.とジェイソン・シルバーの現在と行方
読者が最も気になっているのは、「敗戦後、ナッシュやシルバーはどうなったのか?」という点でしょう。原作『EXTRA GAME』および劇場版『LAST GAME』のラストシーン以降、ジャバウォックのメンバーに関する公式スピンオフは直接描かれていません。しかし、散りばめられた公式設定資料や作中描写から、彼らの現在像を鮮明に浮き彫りにすることができます。
ナッシュ・ゴールド・Jr.:真の司令塔としての覚醒とNBAへの道
キャプテンのナッシュ・ゴールド・Jr.は、ストリートの派手なプレイで相手を愚弄する裏で、実は「極めて精密かつ正統派のファンダメンタル」を完璧に体得していました。赤司とのハイレベルな知略戦の中で見せた彼の「魔王の眼(ベリアルアイ)」は、コート上の敵味方全プレイヤーの未来の動きを完全に捕捉する異次元のスキルです。
試合終盤、彼はプライドを捨ててチームの勝利のために泥臭く正統派のプレイに徹しました。この精神的変化こそが、彼のその後のキャリアを大きく変えたと考えられます。傲慢なパフォーマーから「冷徹で完全無欠な真のポイントガード」へと脱皮したナッシュは、アメリカ帰国後、NCAA(全米大学体育協会)ディビジョン1やNBAドラフトの最有力候補としてスカウト陣の注目を集めていると見て間違いありません。
ジェイソン・シルバー:野生の怪物の挫折と成長の行方
一方、センターのジェイソン・シルバーは、トレーニングを一切行わずに圧倒的なフィジカルだけで相手をねじ伏せてきた異端児でした。しかし、紫原敦の純粋なパワーに圧倒され、青峰と火神の連携に阻まれたことで、生まれて初めて「フィジカルの限界と敗北の恐怖」を味わいました。
試合終了時、膝をつき呆然とするシルバーの姿が描かれています。彼がその後、本格的なウェイトトレーニングや基礎戦術を学ぶようになったのか、あるいは挫折からストリートの世界に留まったのかはファンの間でも意見が分かれます。しかし、あの類まれな肉体ポテンシャルに日米のスカウトが目をつけないはずはなく、指導者次第ではNBAでインサイドを支配するセンターに化けている可能性を秘めています。
【戦力データ徹底比較】ジャバウォック主要メンバー一覧と能力プロファイル
ジャバウォックというチームがなぜ「キセキの世代と同等かそれ以上」と称されたのか、公開されている公式設定および作中のパフォーマンスデータを基に比較表を作成しました。
| 選手名 / ポジション | 主な特殊能力・身体スペック | 作中でのマッチアップ相手 | 編集部の戦力評価・その後の展望 |
|---|---|---|---|
| ナッシュ・ゴールド・Jr. (PG / 背番号4) | 魔王の眼(ベリアルアイ) ノーモーションパス、超絶ファンダメンタル | 赤司征十郎 黒子テツヤ | 作中最強格。敗北を経て精神的弱点を克服した場合、将来のNBAオールスター級司令塔の器。 |
| ジェイソン・シルバー (C / 背番号8) | 神に選ばれた体 超人的跳躍力・敏捷性・腕力(210cm/115kg) | 紫原敦 青峰大輝 / 火神大我 | 規格外の怪物。基礎練習の欠落が露呈したため、本格指導を受ければNBAドラフト1位指名級。 |
| アレン (SG / 背番号6) | 高精度のクイック外角シュート 長いウイングスパンを活かしたディフェンス | 緑間真太郎 日向順平 | 緑間のオールレンジ3Pに圧倒されるも、米ストリート界屈指の3&Dプレイヤーとして定評あり。 |
| ザック (SF / 背番号7) | 強烈なドライブ突破力 トリッキーなボールハンドリング | 黄瀬涼太 火神大我 | パーフェクトコピーを発動した黄瀬に圧倒されたが、単体での突破力は全米トップクラス。 |
| ニック (PF / 背番号12) | インサイドの泥臭いリバウンド力 ラフプレイを交えたフィジカルコンタクト | 青峰大輝 若松孝輔 | アンダーグラウンド仕込みの強靭さを持つが、キセキの世代のゾーン突入には歯が立たず。 |
【実態検証】ファンの熱量と考察コミュニティが語る「その後のナッシュたち」
連載終了から年月が経過した現在でも、5chやX(旧Twitter)、知恵袋などのアニメ・漫画コミュニティでは、ジャバウォックのその後に関する考察が活発に行われています。
特に多くのファンが着目しているのが、「ナッシュとシルバーが将来、火神大我とアメリカで再会するシナリオ」です。劇場版『LAST GAME』では、火神がアメリカの高校・大学へ留学し、NBA選手を目指すオリジナルラストが描かれました。この展開により、渡米した火神の前に再びナッシュやシルバーが「ライバル」あるいは「チームメイト」として立ちはだかるのではないかという期待がファンの間で定着しています。
「ナッシュのベリアルアイはゾーンに入った赤司に破られたが、もしナッシュ自身がゾーンに入っていたらどうなっていたのか?」という議論も絶えず、彼らの潜在能力の高さは作中最強議論において常に最前線に位置づけられています。
一般に知られていない盲点とネットの誤解
ネット上のまとめ記事やSNSでは、ジャバウォックに関して一部の事実誤認や過剰な解釈が見受けられます。ここでは代表的な2つの誤解を正しておきましょう。
誤解1:ジャバウォックは試合後すぐに爽やかに改心した?
「試合に負けたことでナッシュたちが改心し、日本のバスケを認めて礼儀正しく握手して帰国した」というイメージを持つ人がいますが、これは明確な誤りです。作中において彼らが深々と頭を下げたり、言葉にして謝罪するような劇的な「改心シーン」は描かれていません。
彼らが示したのは、見下していた相手に敗れ去った「屈辱」と「言葉を失うほどの衝撃」です。しかし、プライドを打ち砕かれた沈黙の中に、相手の実力を認めざるを得なかったプロフェッショナルとしての現実が如実に表れていました。
誤解2:ジャバウォックの元ネタは実在のNBAチームである?
チーム名の「Jabberwock」はルイス・キャロルの『鏡の国のアリス』に登場するドラゴンのような怪物「ジャバウォック」に由来しています(対するヴォーパルソーズはそれを倒す「ヴォーパルの剣」)。実在のストリートボールチーム「AND1(アンドワン)」のプレイスタイルや興行形態がモデルの一部として投影されていますが、特定のNBA球団をそのまま模したわけではありません。

【ルーツと深層分析】なぜ彼らは傲慢だったのか?心理学的アプローチ
ジャバウォックの振る舞いをスポーツ心理学および社会心理学の視点から紐解くと、極めて興味深い構造が見えてきます。
彼らが日本のプレイヤーを「猿」と呼び、嘲笑した背景には、心理学でいう「ヒュブリス(傲慢)症候群」と「外集団蔑視」が存在します。圧倒的な天賦の才に恵まれ、同年代に敵がいない環境で育った人間は、自らの優位性を誇示することでしか自己アイデンティティを保てなくなる傾向があります。特にシルバーに見られた「練習をしなくても勝てる」という態度は、自己の能力に対する過信が生み出した防衛機制の一つです。
【プロの結論】挫折がもたらす「レジリエンス」とアスリートの完成
スポーツ心理学において、真のトップアスリートへ脱皮するために最も不可欠な要素は「適切なタイミングでの敗北体験(挫折)」です。無敗のまま成長した選手は、逆境に直面した際に脆さを見せます。ジャバウォックが日本で味わった1点差の敗北は、彼らにとって人生初の「心理的バウンダリー(自他の限界)」を知る契機となりました。
ナッシュが終盤で見せた冷静なチームプレイへの回帰は、彼の中に眠っていた「真のレジリエンス(精神的回復力)」の萌芽です。彼らはこの手痛い敗戦によって初めて、自己の弱点と向き合う機会を得たと言えます。
【続編の可能性】赤司とのリベンジマッチや公式設定から読み解く未来
『黒子のバスケ』の完全新作や続編の可能性について、公式からのアナウンスは現時点でありません。しかし、物語の構造上、ジャバウォック戦は多くの「未来への種まき」を残しています。
赤司征十郎はジャバウォック戦で「もう一人の僕」を受け入れ、真の天の眼を覚醒させました。もし再び世界大会(U-19世界選手権やオリンピック)の舞台でナッシュと相まみえることがあれば、今度はアメリカ代表のキャプテンとしてのナッシュと、日本代表の主将・赤司による真の世界一決定戦が実現することになります。
また、アメリカへ渡った火神大我が、現地の大学リーグでシルバーやナッシュと遭遇するサイドストーリーなど、ファンが夢見る展開の余白は今なお色褪せていません。
【黒子のバスケ ジャバウォック その後】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ジャバウォックのメンバーは試合後、日本チームに謝罪しましたか?
A1:直接言葉で謝罪するシーンはありません。しかし、敗北の瞬間にナッシュやシルバーが見せた悔しさと沈黙の表情が、日本の実力を認めざるを得なかった事実を物語っています。
Q2:ナッシュ・ゴールド・Jr.と赤司征十郎はどちらが強いですか?
A2:個人の身体能力・パス技術・ベリアルアイの視野ではナッシュが圧倒していました。しかし、チームメイトの潜在能力を100%引き出し、仲間を信じる力を含めた「総合的な司令塔」としては、最終的に天の眼を完全統合させた赤司が上回りました。
Q3:劇場版『LAST GAME』と原作漫画『EXTRA GAME』で結末に違いはありますか?
A3:試合のスコア(80対79)や展開は基本的に同じです。最大の相違点は、劇場版ラストで「火神大我がNBAを目指して単身アメリカへ旅立つ後日談」が原作者総監修のもと追加された点にあります。
まとめ:傲慢な怪物が「真の強敵」として遺した功績
『黒子のバスケ』という作品において、ジャバウォックは単なる「倒されるべき悪役」にとどまらない強烈な存在感を放ちました。彼らの圧倒的な絶望感があったからこそ、キセキの世代と黒子・火神の共闘というドリームチームが真の輝きを放ち、日本のバスケットボールが世界水準へとステップアップする契機となったのです。
敗北の味を知ったナッシュやシルバーは今、アメリカの地で更なる高みを目指し、バスケットボールと真摯に向き合っているはずです。いつか世界の頂点を決める大舞台で、成長した彼らと火神、黒子たちが再び相まみえる日を、ファンはこれからも想像し続けることでしょう。 (出典: 黒子のバスケ ジャバウォック その後(Yahoo!ニュース))